カテゴリ: バイク・ウエアー類

先日ヘルメットを買い換えた。

FZ1からVストロームに乗り換え、アドベンチャーと言えばオフ系メットでしょ!


と、初SHOEIのホーネットADV SEEKERを被っていた。
これは昔のSHOEIのメットの、点で支えるような被り心地ではなく、
包み込むような非常に被り心地の良いメットだった。
ただ、ベンチレーションがイマイチで、ピンロックが無かったら終始曇ってたと思う。

その後にセローを増車し、林道でホーネットを傷つけるのは嫌なので、

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ヤマハ ギブソンT-2 を買った。
これは安いなりの被り心地と言うか、値段以下と言うか・・・。
フィット感も何も無い、ショボイのにホーネットより重い、
シールドの湾曲が強くて視界が歪む。
それでもセローには丁度良い感じだった。

だけど、初冬からの体調不良で、この2つを被るのがキツくなって来た。
理由は、オフメットの重心バランス。
オフメットはバイザーがあるし、口元が長い。
その為、ロードメットよりも重心が前にあり、垂れ下がるのを首で支える事になる。

ロードメットから買い換えて30分でキツいと感じてたけど、耐えてた。
それがもう耐えられなくなり、限界。

Vストは売却したし、セローで林道に入って行く事ももう無いかもしれない。
それならロードメットで充分。

買い換えるなら、首の負担も考えて出来るだけ軽いモデルが良い。



まず目を付けたのは、OGK カブトのエアロブレード5。
恐らくまともなフルフェイスで一番軽い。
持ってみると確かに軽い。
だけど被ってみると、・・・うーん、しっくり来ない。
安いんだけど、値段なりと言うか・・・。
SHOEI・ARAIと比べちゃダメかな?




次に目を付けたのは、SHOEIのZ7。
ホーネット以来すっかりSHOEIの被り心地に満足していたので、
帽体も小さいし軽いし、これは良いかも。
値段はちょっと高いけど、丁度ショップでセールをしていたので、買おうと決めた。

どうせ店頭で買うなら、フィッティングサービスを利用しようと、店員さんに相談。
すると、Z7の他にもARAIをすすめられた。
うーん?ずっとARAI派だったから被り心地が良いのは分かってるんだけど、
ARAIはSNELLを通すから軽くは無いんだよなぁ・・・。
店員さん曰く、SHOEIよりARAIの方が重心が中心に寄っているので、
実際の重量より重さは感じないとの事。
まぁ安い買い物じゃないし、どうせならと比較して見る事に。

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選んだのは、値段帯が近いベクターX。
で、被ろうとした所、・・・・入らない。
SHOEIのZ7はLで丁度で、ホーネットだとちょっと緩いくらいだったのに、
ARAIのベクターXのLは全く入らない。
ARAIってこんなに小さかったっけ?と思っていたら、店員さん曰く、
最近のARAIは内装がかなり小さくなって来ていて、
SHOEIがLならARAIはXLと言う人が多いそう。
そのXLを見ると、かなり帽体が大きい。
そして被るとかなり大きく、1サイズ違うとこんなに変わるの?と思った。
Lサイズの内装を薄い物と交換するより、
XLサイズのを厚くする方が良いとの事で、
Z7とベクターXをざっくりフィッティングしてもらい、被り心地を確かめる。

うーん、うーん、うー・・・・・ん??
あれ?暫くZ7を被っていたら、気持ち悪くなって来た。
どう気持ち悪いかと言うと、後頭部に圧迫感がある。
でもベクターXに被り換えると、何故か圧迫感が消える。
何でだ??と思って内装を覗いて見ると、

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なるほど。ARAIの内装は、私が圧迫感を感じる所が、
丁度クッションの切れ目になってる。

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疲れて来るとこの部分に圧迫感があるのが、一番不快感を感じる。
これは年末辺りからの事で、それまでは全く感じる事は無かった。
SHOEIのZ7はと言うと、ここに切れ目は無く、全体をクッションが覆っている。
結果、ARAIの内装以外は気持ち悪くなってしまうので、
選択の余地無く、ARAIのベクターXで決定。

メットを決めたら本格的にフィッティング。
頬のパッドを厚い物に替えたり、

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頭の形を見て、左右非対称にスポンジを入れたり。

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頭頂部も違和感とズレ感を話し合いながらスポンジ増量。
結果、今まで被った中で一番ふっくらやさしい被り心地のメットになった。

走ってみると、まぁ軽くは無いけど、
オフメットのような垂れ下がり感は無くなったし、
頭を動かしてもバイザーが煽られて、首に負担が掛かる事も無くなった。
セローにオンメットだと、にわか感が出てしまうけど、楽になったからまぁ良いか。


ブーツネタが続きますが、今度はバイク用。

私はバイクに乗る時は、出来るだけ安全な装備で乗りたい。
足元も、ライディングシューズじゃなく、ロングブーツで。

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今まではジャンニファルコのアルゴンと言うブーツを履いていました。
これは合皮で、一応ウォータープルーフで、1時間位なら雨も耐えました。
履きやすくて重宝してたのですが、

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使い込んでボロボロに。
ソールに穴が開いてるし、合皮なのでレザーワックスも受付けない。
それにちょっと爪先に指がつかえる感覚が出だしました。
もう10年以上履いてるし、買い換えましょう。

と思い立ったのが数年前。
それ以来ずっと代わりのブーツを探していました。
私が欲しいのは、防水のロングブーツ。
ですが、店頭に行っても無い無い。
店員に聞いても、何処も売れないから置いて無いと言われます。
何でも最近はみんなショートシューズタイプを履く人がほとんどだそう。

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私もライディングシューズは履いています。
ゴールドウィンのGSM1044。
メッシュなのに防水と言うちょっと面白いシューズ。
幅広で履き心地も良く、数km歩いてもへっちゃら。
ですが、防水なのにタン(ベロ)の部分に防水性が無い。
だからライディング中に雨に降られるとあっさり浸水します。
ライディングシューズとしては、設計ミスなんじゃない?
そして当然の事ながら、ショートシューズなので、
ロングブーツよりかは安全性が劣ります。
でも履きやすいし涼しいし、夏場や近場ではよく履いています。
ロングの時はサッカー用の脛あてを兼用して。
でも冬場は安全性も気になりますが、パンツの裾から吹き込む冷気が冷たい!
そんな訳で、寒い季節になるとロングブーツを探しまくっていました。

今年も寒い季節となったので、また探し出してます。
ネットで調べると、アルパインスターズ・ガエルネ・ゴールドウィン・TCX・フォーマ
ダイネーゼ・コミネなど、結構ラインナップとしてはあるにはある。
ですが店頭にあるかと言うと、それは別。
何日も何件も探しますが、小さいのばかりで店頭で試着出来たのは、3つだけ。

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まずコミネ ゴアテックスライディングブーツ BK-069
関西にあまり売ってないコミネのブーツ。
ゴアテックスで防水性は問題ないのですが、このブーツにはちょっと問題が。
ブーツの開口部分が狭く、自分のサイズのブーツでは足が中まで入りません。
途中で止まってしまうのを防ぐには2サイズほど大きいのを選ぶ事に。
私の場合、それだと29cmとかになるので、却下。

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続いて、KTM アンデスブーツ
アルパインスターズのアンデスブーツの、
一つ前のモデルがKTMブランドで出ています。
レザーだし防水だし値段もお手ごろなので、かなり良い。
KTMの文字も小さいから、それほど気にならないし、すぐ消えてしまうでしょう。
このブーツはKTMショップでしか売っていないので、行って見ました。
あるにはあったのですが、店頭にあるのは残念ながらちょっと小さい。
一つ上のサイズをとなると、取り寄せたら絶対購入になるそう。
土踏まずから踵がかなり細く、脱ぐのに難儀したくらいなので、
一つ上で満足出来るか不安だったので、保留。

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続いて、TCX X-FIVE EVO
フルグインレザーでゴアテックス。
行った店頭では小さい物しかありませんでしたが、
他店舗なら希望サイズがあるとの事なので、今日朝一で行って来ました。
TCXは昨年にタイチとの代理店契約が切れたので、
在庫品が格安で売っています。
これも元は37800円もしますが、半額の18900円です。
爪先が細くなっているタイプなので、足に合うか心配でしたが、
44(27.5cm)なら大きめで大丈夫。
厚手の靴下でも問題ないのを確認したので、即決購入となりました。
そのまま履いて70~80km走って帰りましたが、全く問題無し。

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ロングと言うより、セミロングくらい。
牛革なので、使い込むほどに馴染んで来るでしょう。
脛にはプレートが入っているので、安全性も高い。

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ゴアテックスのプレートが高級感を増します。パンツで隠れますが・・・。
ちなみに前のブーツと比べると、

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うん、ほぼ一緒!丈もデザインも!
片足だけ間違えても誰も気が付かないレベル。

ゴアテックスのロングブーツが格安で買えたので、
数年間探した甲斐がありました。


おまけ
もう一足ブーツがあります。

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セローの林道用に買ったフォーマのアドベンチャー。
アドベンチャー&オフロード用のブーツで、防水です。
完全なオフブーツではないので、そこまでガチガチではありません。
プロテクションもそれなりで、結果それで足首を骨折したのですが・・・。
でも歩きやすくて良いブーツです。
何より格好良い。

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アドベンチャーと言う名の通り、アドベンチャーモデルには最適。
なのですが、私にはこれでVストのシフト操作をする事が出来ませんでした。
セローなら小さいし感覚で無理やりやっていたのですが・・・。
これで操作出来ていれば、こんなに悩む事も無かったんですけどねぇ。



スポーツ・ツーリングモデルのFZ1から、アドベンチャーのVストに乗り換え、
ウェア類も一新しました。
今まで着ていたのは、ご存知全身HYODの物。
HYODは体に合っていたし、今でもデザインが好みなのですが、
如何せんまったりツーリングのアドベンチャーモデルには合わない。

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冬用上下・レザー上下・レザーメッシュ上下・メッシュジャケットは全て売却。
これを元手に、新しいウェアを購入します。

まず選ぶ条件としては、アドベンチャーモデルに合うロング丈のジャケット。
上下共に防水である事。
これらを踏まえて探しました。

ロング丈で防水のジャケットは数多く出ていて、結構選べます。
コミネやラフ&ロードの物は割引価格にもなっていてかなりお安い。
レブイットやアルパインスターの物は高価ですが物は良さそう。

ですが全てに言える事は、とにかくべらぼうに重い!
しっかりプロテクターが入っているのはいいのですが、
これでは着ているだけで疲れてしまいます。
とは言っても、HYODの物もかなり重たかったのですが・・・。

そんな中で見つけて、かなり悩んで購入したのは、

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ゴールドウィン ネオユーロロングジャケット GSM12251
インナー取り外し式のジャケットで、当然防水モデル。
生地は結構薄手なので、インナーを外せばメッシュの季節の前までは着れます。

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ゴールドウィンの最高峰ユーロシリーズの技術を用いた、所謂廉価モデル。
さすがに作りはしっかりしていて、ボタンやファスナーの位置が良く出来ています。

なぜこれを選んだかと言うと、とにかく軽い!
本当に他社の物の半分くらい?と言うほど軽量です。
これだけ軽いと、ロングツーリング時の疲れ方が全然違うでしょう。

軽量な為、生地自体は薄手なので、
昔のジャケットと比べると防寒性は低いのですが、
今のジャケットは防寒性よりも防風・防水に重きを置いていて、
防寒はインナーにダウンやフリースを着ると言う、
登山などでもお馴染みの、レイヤリングのシステムを取り入れています。
廉価版とは言っても、セール価格でコミネの物の2.5倍くらいの値段でした。
ですが、長く着れる物なので、安くても重い物との疲れ具合を考えると、
間違いない選択だと思っています。

続いてメッシュジャケット。
メッシュジャケットの条件は、ロング~セミロング丈で防風インナー付きの物。
これがかなり厄介で、当てはまる物がほとんどありません。
辛うじてコミネとラフ&ロードにそのようなモデルがあるのですが、
如何せん関西には何処にも売っていません。
おまけにネットのクチコミを見ると、縫製などに若干不安が・・・。

仕方ないのでこれらは諦め、別の物を購入。

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ゴールドウィン エアツアラージャケット GSM12502
秋冬ジャケットと同じゴールドウィンのロングメッシュジャケット。

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デザインが酷似していて、腕と胴体の白とグレーの違いくらい?
朝寝ぼけてたら、間違って着て行きそうなレベル。

このジャケットは少し前からチェックはしていたのですが、保留にしていました。
なぜならメッシュジャケットなのに定価3万6千円以上するから!
ユーロシリーズでもないのに、高けぇ~!
おまけに希望の防風インナーが付いてないモデルだからです。
でも試着すると体にピッタリで、やはり各部の作りが素晴らしい。

実はこれを購入する前に、
6~7年前位のゴールドウィンのメッシュジャケットをオクで買ってみたのですが、
各部の作り込みが甘く、暫く着ていてストレスになったのですぐ売却しました。
防水インナー付きだったのですが、取り外しが面倒で着心地もイマイチでした。

これを経験していたので、防風インナーは諦め、
中に着るタイプを別途購入しました。

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RSタイチ 防水インナージャケット RSU2649915
ジャケットの中に着れるタイプのジャケットで、防風ではなく防水です。
ですから、極端な話、これを着ている時に雨に降られても、体は濡れません。
ポケッタブルタイプなので、小さく収納してトップケースに入れておけるし、
別体ならツーリング先でジャケットとしても使えるのが良いです。

でもこの2点で、他社のメッシュジャケットの3着分くらいしました・・・。


続いてパンツ。
実はFZ1に乗っている時から、防水のナイロンパンツが欲しいと思っていました。
ですがHYODにはそう言うモデルがなく、
それが今回HYODを止めた理由の一つでもあります。

まずは春秋に穿くパンツ。

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ゴールドウィン マルチウェザーパンツ GSM13507
シンプルなナイロン防水パンツで、天候や汚れを気にせず穿けます。
かなりタイトな作りなので、中にパンツを穿いて上にと言うのは厳しいかも。
モデルチェンジのセール価格でGET。

最後は防寒オーバーパンツ。
オーバーパンツはHYODの物は良かったのですが、防水ではありません。
ここだけ防水ではないのは嫌なので、買い換えます。
HYODのパンツはジャケットと連結してナンボと言う所もありますしね。

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RSタイチ マトリックスオーバーパンツ RSY547
他のウェアが全部ゴールドウィンなので、
オーバーパンツも揃えたかったのですが、
ゴールドウィンは極端に薄手か、厚手でもダブダブのモデルしかなかったので、
オーバーパンツだけは目に付く物は全て試着して、体に合う物を購入。
タイチの物はタイトからゆったりまで3モデルあったので、
その中で真ん中の物を購入。
一応防水なのですが、このモデルだけ耐水圧が5000と若干低いのですが、
まぁ真冬の雨の中でカッパも着ずに走る事は無いので、これで充分でしょう。
今まで穿いていたHYODの物と比べると、防寒性や穿き心地は若干劣ります。
でもHYODとタイチだと値段も倍くらい違うので、仕方ありません。
またLサイズでウエストを絞って丁度ですが、丈が若干短いのも気になりますが、
これを穿く時はブーツ装備のつもりなので、この辺りは妥協したい所です。

メッシュパンツだけは体に合うのでHYODのままです。
これらを一気に買ったように思われますが、
一年以上掛けてちょこちょこ揃えた物です。
これからはジャケット2着・パンツ3本を使って行きます。







ここ数年は、雑誌などの影響もあり、
バイクに乗るのにプロテクターを着けるのが、浸透して来たかなと感じます。
10年20年前は、本当にほとんどプロテクターは無かったのですから。

さて、私とバイクで走った事のある人は、
私が普段からプロテクターを着けてるのはご存知でしょう。
ですが、それも少し前はあまりにもチープな物でした。

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これが以前持っていたプロテクター類。
左下のチェストは公道で使用していたのですが、
あまりにも貧弱で無いよりはマシ程度の物でした。
右のバック(脊髄)はコミネなのでしっかりしてるのですが、
ウエストベルトが固いのと、若干長さが短いのが気になってました。
左上のチェストはRSタイチのもので、サーキット専用で使っていた一級品。
ですがこれは紐が無い為に、普通のジャケットでは使えませんでした。

これらのプロテクター類を一新したいと考え、数年前から探していました。
当初はベストタイプの硬質プロテクターを予定していましたが、
色々調べて、考え直しました。


日本ではプロテクターに安全基準がありません。
その為はっきり言ってただのスポンジが、
プロテクターとして付いてる事もあります。
その点ヨーロッパにはCE規格と言う安全基準が合って、
厳正に審査されています。

こちらのサイトで分かりやすく説明されてます。


つまり、プロテクターに重りを落として、その衝撃をどれ位吸収するか調べて、
どの規格をクリアーしてるか審査しています。
このCE規格を通してあるプロテクターは、まだ日本メーカーには少ないです。
これがすべてとは言いませんが、客観的な基準にはなるでしょう。
また、CE規格を通ってさえいれば良いと言うのではなく、
重要なのはどの基準をどのくらいの数値でクリアーしてるかと言う点。

さて、色々調べてたどり着いたのが、フォースフィールドと言うメーカー。


実は数年前にお店で試着して、かなり硬かったので断念したメーカーです。


ですがこのように安全基準を明確にしてある、数少ないメーカーでもあります。
フォースフィールドは取り扱い店舗は少ないのですが、
運よく日本代理店の社長さんにお話を伺う機会がありました。
その際、メーカーの考え方や素材に対する拘り、安全基準の見方、
サイズ選択や取り付け方法などを聞き、納得して購入を決めました。

店頭にすべては無かったので、一部ネットで注文。

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購入したのは、
レースライト・チェストプロテクター Sサイズ
バックプロテクター Pro L2K Mサイズ
アップグレードアーマー 肩・肘用
の3点。

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チェスト・バック共にユニトレックスと言う素材を何層も重ねています。
従来のゴムよりも反発のかなり少ないユニトレックスを三角形に整形しています。

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厚さはかなりあり、冷えた状態だと意外と硬いのですが、
着用してしばらくすると、体温で暖められて柔らかくなり、
体にぴったりフィットします。

このプロテクターの特徴ですが、
まずはバックプロテクター。
バックプロテクター独自のより厳しいEN1621-2Lever-2と言う基準を、
通常9kNでクリアーの数値を大きく下回る5.6kNでクリアーしています。
これを超えるバックプロテクターは、同社のPro Sub4だけでしょう。

チェストプロテクターは通常EN1621-1と言う、
バックプロテクターよりも緩い基準で審査するのですが、
このチェストプロテクターはより基準の厳しいバックプロテクター用の、
EN1621-2で審査し、そのLever-1を通っています。
こんなチェストプロテクターは他にありません。

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アップグレードアーマーは、従来の肘・肩の物と入れ替えるタイプです。
見ての通り、HYODのプロテクターでさえ、
ただの薄い発砲スチロールのような物です。
これらをより安全性の高いフォースフィールドの物に入れ替えました。

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このアップグレードアーマーは、EN1621-1を通ってるだけでなく、
その基準の倍の重みでもクリアーした逸品です。

ではチェスト&バックプロテクターを装着してみます。

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ご覧の通り、腰骨辺りまで長さがあり、私の望んだ長さです。
ただし、長いのでジャケットからははみ出してしまいますが。

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チェストはこんな感じ。



よく広告にこんな写真がありますが、これ実は間違ってます。
と言うのも、まず取り付け位置が下過ぎます。
これはお腹にまで掛かってますが、本来はもっと胸の上につけるべきです。
更に、サイズが大き過ぎます。
私のを見てもらえれば分かりますが、これがベストなサイズです。
これは代理店の社長さんも仰ってた事で、私のサイズでピッタリだそうです。
社長さん曰く、よく大きめのサイズを買ってしまいがちだそうです。

ちなみに、チェストプロテクターには、
バックプロテクターと連結するハーネスが入っていまが、
これは使わない方が良いでしょう。
と言うのも、本来のサイズで購入すると、
チェスト部分の取り付け位置がかなり下になります。
そのまま取り付けすると、チェストが固定出来ずに落ちてしまいます。
私の取り付け画像のように、
バックを付けてからチェストを単体で付けるのが良いでしょう。

フォースフィールドは安全基準を数値で示している、数少ないメーカーです。
他のメーカーの物が駄目だとは言いませんが、
このメーカーを超える物は無いと思っています。

ただし、夏場は本当に暑いです!




おまけ。

みなさん、バックプロテクターを付けてツナギを着る際、
プロテクターが引っかかって上にズレたりしませんか?
私は毎回ズレて、位置を修正出来ずに悩んでいました。
そこで、良い方法を思い付きました。

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まず、バックプロテクターのウエスト部分に、紐を取り付けます。
これは100均で買った、デジカメなどのストラップの紐です。
これを両側に付けて、ツナギを着る際にここに足を通します。

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そしてそのまま装着すると、プロテクターが下に引っ張られてズレ上がりません。
このままツナギを着ると、あの不快なプロテクターのズレが解消されます。
ポイントは装着した状態で紐に遊びが無いように調整する事。

プロテクターのズレで悩んでる方、是非お試しあれ。








以前に、私が購入したRSタイチのレイングローブ。

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ドライマスター ブリッツ プロテクション レイングローブ。

このグローブ、購入して雨で使用し、
まったく役に立たなかった事を記事にしました。


防水スプレーを吹くなどしてみたものの、やはり浸水が酷く、使えませんでした。
何となくあきらめ切れないので、先日RSタイチに相談に行きました。
買った時から浸水する事や、
30分も雨天で走ると、中までビチョビチョになる事を伝えると、
預かって調べさせて欲しいと言われたので、お願いしました。

数日後、タイチから連絡があり、調べたところ、
防水フィルムにあきらかな穴があり、欠陥品である事が分かりました。
なるほど、これであの浸水具合に納得が行きました。


ここからがRSタイチと言うメーカーの素晴らしい所。

代わに同じグローブの新しい物を、検査をして送ってくれるそう。
恐縮しながらも、お願いする事にしました。
すぐに代わりのグローブが到着し、一応私も浸水検査をしてみる事にします。

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最初はシャワーを強めに当てて見ましたが、浸水はありません。
これは行けると思い、洗面所に水を溜めて、グローブを暫く漬けてみます。

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更に、上から水を追加。
数分後、残念な結果が現れました。
左側のグローブは、防水性は完璧だったものの、
右側は人差し指の先から、僅かに浸水して来ます。
右手の人差し指と言えば、おそらく一番雨に強く当たる場所。
ここからの浸水は厳しいなと思いつつ、
この辺りが防水グローブの限界かとも思いました。
ですが念の為、タイチに相談してみます。

正直、私の浸水テストが厳し過ぎ、
メーカーとしては、そこまでの防水性を持たせてはいない。
そう言われたら、素直にあきらめるつもりでした。
ですが、相談してみると、2~3時間漬けて置いたのならまだしも、
数分レベルで浸水するような作りにはなっていない、と言う事でした。
送ってもらったグローブは、水に漬けて検査した物では無く、
内側からエアーを送り、エアー漏れで検査したものだったそうです。
それで細かい穴が分からなかったのでしょう。

どうしようかと考えていると、もう一度交換してくれるとの事。
しかも、今回は直接水に漬けて浸水テストをさせて欲しいと言われたので、
こちらこそお願いしますと、浸水テストをしてもらう事にしました。

数日後、再び送られて来たレイングローブは、
完璧な防水性を持った物でした。


今回の件で、RSタイチの対応の良さに感服しました。
もちろん、2度不具合が出てしまってるのは、いただけませんが、
防水性はテストをして出荷出来る物ではないし、
中国製だから、指導通りに作ってるのかも怪しいですしね。

と言うわけで、RSタイチのレイングローブの防水性は○。
RSタイチのメーカーとしての姿勢は◎でした。





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