2009年05月

昨日の天気予報では、今日の関西は天気がイマイチみたい。

だから、朝早く出掛けず、ゆっくり目に起床。

起きて空を見ると、曇っているけどちょっとは乗れそう。

と言うわけで、軽く(?)走ってきました。


AM9:00出発。

どこまで天気がもつか解らないので、いつものお山へ。

登りきった所で空を見ると、北側は晴れています。

これならもっと行けそう。

とりあえず、道の駅ガレリアかめおかまで。

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さらに見上げると、まだ行けそう。

R477~R50で日吉ダムを目差します。

この辺りの山の中は、路面がウエットでした。

ダムサイトを走っていると、どんどん天気が良くなります。

これなら美山まで行けそう。

日吉ダムはスルーして、R19~R162周山街道で美山を目指します。

途中から路面は完全ウエット。

ですが、薄っすらシールドに雨粒が当たるものの、本降りにはならず。

道の駅美山ふれあい広場に到着。

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天気は曇りから晴れですが、完全ウエット路面なので、バイクもまばら。

ここまでバイクが少ないのは、初めてです。

コーヒーとシフォンケーキをほお張り、出発。

R19で日吉ダムへ向かいます。

途中自転車を多く見ましたが、大会をやってたみたい。

つい一時間前はウエットだった路面も、帰りは完全ドライ。

気持ち良く走れました。

あっという間に、スプリングス日吉に到着。

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ここもバイクは皆無でした。

ここで、お気に入りの道を数往復。良い感じに走れました。

R477で亀岡へ。R407でいつものお山へ。

まだ天気も大丈夫なんで、数本流します。

私はサーキットでも膝を擦らず(擦れず)、たまにブーツを擦るくらいですが、

今日は珍しく公道でブーツが擦れました。めったに無い事です。

公道で膝擦り擦りの人からすれば、レベル低いでしょうけど、こんなもんです。

良い感じに走って、疲れたし暑くなってきたので、下山。

家に向かっていると、黒々とした雲が上空に掛かってきました。


帰宅後、ちょっとして洗車。

ウエット路面を走ったので、泥だらけです。

泥を落とす程度に軽く洗車し終わったら、大粒の雨が落ちてきました。

今現在、外はカミナリ交じりの雨です。

バイクは汚れたけど、雨には遭わずなかなかのツーリングでした。

走行距離260kmほど。

先週の事です。

仕事中に、携帯に留守電が入っていました。

発信元は、先日やった大腸の内視鏡検査を受けた病院。

留守電には、こう残されていました。



「○○胃腸クリニックです。

 先日の検査の結果が出ました。

 △△クリニックには結果をお伝えしておきますが、

 至急、折り返しお電話下さい。」



それを聞いた瞬間、血の気が引きました。

すでにご存知の方も多いと思いますが、

私には甲状腺ガンの過去があります。

リンパ節にも転移があり、ステージ2でした。

手術は無事終わっているのですが、

その後の再発・転移に注意する為、定期的に検査が必要です。

おそらく、健康な人より再びガンが発生する確率は、かなり高いと思います。

先日の大腸の検査は問題無しだったのですが、

その際、小腸の出口が荒れていた為、細胞を取って検査にまわしていました。

その結果が「至急電話をくれ」だったのです。


その日は会社からどうやって帰ったのか、よく覚えていません。

日頃からある程度の覚悟はしていたものの、いざ現実となると何も考えられなくなります。

ただ、慌てふためくのではなく、

とうとう来たんだ・・、もう駄目なんだ・・・、

そう目の前が真っ暗になる感覚でした。


家に帰り、一人部屋に閉じこもり、病院に電話を掛けます。

そして、医者から衝撃の告白をされました。





「○○さん?この間の検査結果出たよ。

 まったく問題無かったから。

 △△クリニックには、ファックス送っておいたから。」






・・・・・・・・・・・・。





まぎらわしい留守電、入れるな!!!!


私のFZ1は、バックステップとハンドル交換で、

ノーマルと比べて、かなりポジションが変わっています。

特に、ハンドル廻りが。

かなり低く遠い絞ったハンドルにしたので、SSまでは行かなくてもスポーツ寄りになっています。

でも偶にSSに跨ると、根本的に何か違うなと感じていました。

それが先日、ふと思い当たりました。

シート高です。

FZ1のシート高は、ネイキッドクラスでは高い815mmです。

ですがSSともなると、835mm(新型YZF-R1)くらいです。

この違いは大きいのではないかと思い、ちょっと実験してみました。

これ以上ハンドルを下げるのは不可能なんで、シート高を上げてみます。

用意するのは、堅めのスポンジ厚さ30mm。

これをシートに合わせてカットし、シートの上に置きます。

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この上に、メッシュシートカバーを被せて完成。

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ノーマルより30mm+カバーの分5~10mm?高くなっています。

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私が乗ると、ノーマルだと踵が着くのですが、さすがにこれだと爪先立ちです。


では、早速試乗。気分を出して、レーシングスーツで。

乗ってすぐ、ポジションがまったく違うのを体感しました。

体の前傾具合は、まさにSS。

シート形状が変わったので、腰を少し横にずらしただけで、スコンと腰が下方向に落ちます。

山に入るまでの幹線道路では、まぁこれも有りかな?と言う感じでした。

で、山に入ると・・・、

・・・乗り難い!!

何て言うか、フロントの挙動が訳解らない。

シートを通して、接地感が感じられない。

めちゃくちゃリーンし難い。

バイクとの一体感が希薄。

総じて、どうやって乗ったら良いか、まったく解らない。

あまりの乗り難さに、いつものコースを1/3走っただけで降参。

あっさり外しました。

ですが、外した後もそれを引きずって、うまく乗れない。

どうコントロールして良いか解らなくなりました。


はっきり言って、大失敗。

原因は、まず高くし過ぎ。

この仕様だと、シート高850mmくらいになります。

いくらSSでも、CBRなどは820mmと、FZ1のノーマルとほとんど一緒です。

もう一つは、ステップ。

35~40mm高くしたのに、ステップ位置は変えませんでした。

AGRASのバックステップは、位置を変えるのが面倒なんです。


あと考えられるのは、シチュエーション。

私が行く所は、低速コーナーが多いのです。

SSは低速コーナーが苦手って言いますから、SSに近づけた事により、その特性が出たのかも。

ハンドルは低くして好みの感じになりましたが、

シートを高くするのは、駄目っぽい。


結構、良い考えだと思ったんです。

浅はか過ぎました。

さて、いよいよブレンボ・ラジアルマスターの取り付けです。

この作業の前に、FZ1仲間の赤羽さんのブログを読んで、思い当たる事があったので一緒にやっちゃいます。




私のもハンドル交換後、アクセルが重い・戻りが悪いと思っていたので、取り回し変更です。

まずは、ノーマルマスター・ホースの取り外し。

フルードを抜いて、サクッと終了。

次にラジアルマスターを仮付けして、アクセルホルダーの位置決め。

決ったら、ハンドルをポストごと外します。(私のはハンドルだけでは外せないので)

固定用の穴をあけ、アクセルワイヤーに注油・ホルダーをグリスアップ

これで、アクセルがスパスパ戻るようになりました。赤羽さんに感謝!

そして、再び元のように組み直します。ラジアルマスターを付けて、位置決め。

メッシュホースもサクッと取り付けます。

・・・・長い。




私のハンドル周りでは、ノーマルだと長さギリギリだったので、

ラジアル化に伴い、余裕を見てプラス10cmを買っていました。

ですが、ちょっと長かったみたい。

でも、短いよりは良いか、と言い聞かせて無理の掛からないように取り付け。

ここまでで、昼食タイム。

と、ここで雨が・・・。

暫く待っても止まないので、傘を差して作業再開。

後は、フルードを入れていくだけです。

この為に、楽にエア抜き出来ると言う注射器を買っておきました。

更に、レバーを握ったままに出来る、ブレーキロックも用意。

タンクに適量フルードを入れて、マスター側からエア抜き開始。

ん?全然出ないぞ?

一旦キャリパー側からやってみます。

お!出た出た。

もう一度マスター側から。

今度は、ゴボゴボ出ます。

フルードが少なくなったら足し、またエア抜き。

これを何度も繰り返し、何度も繰り返し・・・・・・・・、

・・おかしい、2時間経ってもまだ出てくる・・・。

その間、何度もパソコンで情報を集めながら作業していました。

埒が明かないので、一旦シンプルな方法にチェンジ。

ホースを繋いで軽くレバーを引き、ブリーダーを僅かに緩め、レバーを握り込む。

お!良い感じにエアーが抜けて、その後は出てきません。

どうやら、ブリーダーを緩めすぎてて根元からエアーが入ってたみたいです。

それに気付かず、2時間も格闘してたと。

おバカですね~。

今度はキャリパー側も。

最初に汚れたフルードが出て、すぐに奇麗なフルードに。エアーは全然出ません。

どうやら、とっくにエア抜きは終わってた様子。

これに手作業終了。最後に雨の中洗車して終わり。


では、取り付け画像です。

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こんな感じに取り付けました。どうですか~?

問題のカウルとの接触ですが、思ったほどの接触は避けられました。

何も考えないで付けると、僅かにスクリーン・カウルに、しっかりインナーカウルに当たります。

ですが、位置調節でスクリーンとカウルへの接触はギリギリ避けられました。(クリアランス3mm)

ですが、インナーカウルへの接触は避けられません。

これをどうにかします。

前の記事では、便宜上「削る」と言いましたが、実は違います。

正確には「溶かす」です。

当たる場所に目星を付け、そこを熱で溶かして凹ませます。

使う道具は、ルアー用品。正確には、スピナーベイトのブレード:メガバス 3Dハイドロブレード。

これをコンロでガンガンに熱して、当たる部分に押し付けて溶かします。

これを何度も、当たらなくなるまで繰り返します。

最後にヤスリで均して出来上がり。

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こんな感じになりました。(解りやすいように削りっぱなしですが、この後塗装します)

これでギリギリ当たらなくなりました。

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もっと大きく当たると思ったんですが、これくらいで済んで助かりました。


さて、ではインプレです。

まず、予想では遊びはそこそこで無効ストロークが減り、かなり握り込める感じになったかなと。

で、実際は・・・・。

まず、指を掛けて引くと、遊びがかなり少ない。無いと言っても良いくらい。

その先の無効ストロークですが、これは本当に皆無。

今までの、ホースが横に膨らんでるような感触は、綺麗さっぱり無くなりました。

その先の、レバーストロークですが、これは予想に反して少ない。

もっと握り込める感じかと思いましたが、かなりガツンと効きます。

ですが、握った分ダイレクトに効くので、プアーな感じはまったく無いです。

トータル、今までのフルブレーキまでのストロークが半分になりました。

これはちょっと感動的です。

今までの効かなくて怖かったブレーキが、効きすぎて困るってくらいです。

このストロークになると、レバー位置・操作を大きく変更しなければいけません。

今までの位置にレバーがあると、遥か遠くでフルブレーキになってしまいます。

もっとレバーを近づけます。中指の第一関節が曲がるくらいの位置まで。

操作も変更するかも。

これだけ効くと、レバーは指一本で充分です。

今までの人差し指・中指の二本掛けから、中指一本掛けでもいけます。

その分、人差し指をアクセル操作に集中させられます。

こうすると、シフトダウン時にブレーキングしながらアクセルを煽り易いです。

でも、今日数時間これで走ってましたが、人差し指の第二関節が痛くなりました。

今後どうするか、要検討です。


ブレーキは個人個人の感覚によるものが大きいですが、価格だけの効果は充分あったと思います。

ですが、要変更の箇所もあります。

まず、タンクホルダー。

これは買った時からアントライオンの物が付属してあったのですが、あまり気に入らない。

重たい感じに見えるし、何よりタンクが斜めになります。

後は、タンクホース。

これも何処のかが付属していたのですが、外径が太すぎて駄目です。

ブリーダーを緩める時、ホースに当たってメガネが入りません。

この2点は、次のフルード交換時に一緒に交換したいと思います。


ブレーキに不満がある皆さん、ラジアル化・メッシュホース化を検討してみてはどうですか?

昨日の記事の正解です。


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ブレンボ・ラジアルマスターでした!

・・ほとんどの方にあっさり見破られて、ちょっとつまんない・・・。


さて、私がFZ1のブレーキに不満を持ったのは、購入後走りだして200mも行かないうち。

まず遊び・無効ストロークが多く、レバーを引いたらスカッとなる。

おまけに制動力もイマイチで、何度と無く怖い思いをしました。

だったらすぐにカスタムすれば良かったのですが、順番と言うものがあります。

まずは、もっと気に入らないハンドル周りから。

これを決定するのに紆余曲折もあり、2年掛かりました。

ハンドルが決ったので、ようやくブレーキに取り掛かれます。

カスタム前に、ノーマルでもいろいろ試していました。

まず、効かないパッドをRKメガアロイXに交換。

レバーの力点を端に移動する為、マスター自体を思いっきりハンドル中心部へ移動。

遊びを少なくする為、レバーの根元に噛ませ物をして、レバーが戻りきらないように。

これで、そこそこ満足するブレーキにはなりましたが、いかんせんプアーなタッチは変わらず。

そこで、ラジアルマスター・メッシュホースへ交換となりました。


まず、商品の選択。

候補は、YZF-R1用セミラジアル、NISSINラジアル、ブレンボラジアル。

まずR1用セミラジアルは、純正の住友MOSキャリパーとの相性はバッチリ。

FZ1ユーザーには、これに換えてる方が多いです。

でも、セミラジアルで私のブレーキの不満がすべて解消するか解らないので、今回は見送り。

次にNISSINラジアル。これはFZ1仲間のzenさんに握らせてもらいました。

これは良い感じ。でも、ちょっと大きいので、私のハンドル周りでは厳しい。

結局ブレンボラジアルになりました。

まぁ、単に付けたかっただけです。


次に、サイズの選択。

ブレンボには15・16・19パイがあり、通常MOSキャリパーには16パイが適合するそう。

ここで、幾人かのFZ1ブレンボオーナーに感想を聞きました。

いろんな意見があり、丁度良いとかかなり握り込めるとか・・。

あまり握り込むのは好みじゃないので、いっそバランスを崩して19パイにしようと考えました。

となると19×18か19×20か悩み、両方いける19RCSにしようかと思いました。

ですが、聞いた意見の中で、19パイにすると硬すぎると言うのが一番多かったのも事実。

散々悩んで、悩んで・・・、

結局16パイにしました。

16パイとなると、商品は16×18になります。
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商品が決定したので、ネットを徘徊してお値打ち品を購入。

タンクステーは、アントライオンが付いてました。

ホースもY字にしたかったので、スウェッジライン・プロを購入。



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さて、取り付け・インプレ編は、また後日。

まだ写真撮ってないんですよ。


ここで勘の良い方は気付くと思います。


「あのハンドル・ポストで、カウルとかに接触しないの?」


ん?当りますよ?


「じゃあどうやって付けるの?」


もちろん、削るに決っている!!

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